ご挨拶(ホームページにようこそ)
気が付いたらもう10年以上も
お遍路・巡礼に魅せられている!
日常生活では味わえない体感がある。
人生の中でとても大切な時間。
それが私のお遍路・巡礼なのです。
私は、お遍路や巡礼に出会えたことで生きる楽しさを教えられたような気がします。
きっかけは視覚障害の友人が、何としても一度はお遍路にいってみたいという話を聞いたことがきっかけでした。
それまで障害者のツアー企画を計画して実践してきた経験から、四国遍路も取り組んでみようかと思ったのです。
一度も四国には言ったことのなかった私が、ガイドブックを片手に予定を組んだのです。
正直右も左もわからない、今考えるとむちゃというしかない企画でした。
ちょうど今から10年前、私が37歳の時のことでした。
旅行社に企画を持ち込み、お遍路の何たるかも知らない私は、一回目の企画で徳島・香川・愛媛の三県の有名なお寺を訪ねる企画を実践したのです。
何も知らないとは怖いことで、先達さんを頼まなかったのです。いざスタートしたまではよかったのですが、一番お札所の霊山寺に入ると、お遍路さんたちがお経を読んでいるではありませんか。これは何のお経なのだろうと正直あわてました。なんとか格好だけはお遍路さんになりお寺を目指すのですが、まさに観光気分だけでした。
このツアーでは最後まで般若心経すら唱えなかったのです。その代わりといっては怒られるかもしれませんが、人形浄瑠璃を観たり、阿波踊りを踊ったり、道後温泉につかったりと四国の良い面をたくさん知ることが出来ました。 もちろん徳島・香川・愛媛の食も堪能しました。
この経験が、後のゆっくりゆったりの観光も兼ねたお遍路さんのツアー企画に成長していきました。
無謀にもこの企画は二回目もあったのです。高知県のみの訪問で四国すべての県に行ったことになります。
その時、参加者からこのままではいつになったらすべて巡れるのかわからないので、もう一度一番から順に巡りたいとのとてもありがたい声があり、それからは正式に先達さんもお願いして、再スタートを切ったのです。
現在お遍路2周目を終了しております。
何の気なしにお遍路を始めたにもかかわらず、気が付いたらもう10年もお四国に通っているのです。
いったい、そこまで夢中にさせてくれるお遍路とはなんなのでしょう!
私なりにお遍路にハマった理由を探して見ますと
@一緒に巡る仲間がいたこと
A四国で新しい仲間ができたこと
B旬の食べ物や地酒がたまらなかったこと
C地元の人のお接待がうれしかったこと
D昔なつかしい風景に出会えること
E都会では感じられない空気を腹いっぱい呼吸できること。
F色々な人に感謝されることで自分の生きている意味が見つかったことなどなど
そんなことかと思うかもしれませんが、これらを体感できる時間が私のお遍路なのです。
人生の中でとても大切な時間なのです。
ゆったりゆっくりとお札所を巡り、遍路路で受けるあたたかいお接待に出会い、名も知らぬ小さな花にも目が留まるんです。
都会の生活の中ではとても味わえない体験がそこにはあるはずです。
そして東京には、秩父のお札所が日帰りエリアとして存在しています。
お遍路・巡礼を勉強するには最高の場所です。
せひ私たちと一緒にお遍路・巡礼を回ってみませんか?
少しづつ般若心経や他のお経も時間とともに身体に染込んで行きます。
人生に一区切り付けたい時に、お遍路は存在しています。
歩きながら自分を探す旅と言われますが、私にとっては生かされている意味を探す時間だと思えるのです。
NPO法人心遍路では一番若い私が理事長を任せられたのも、若い分皆よりはお遍路と言う伝統文化を継承できると考えてのことです。理事長とは名ばかりで行動力で引っ張って行きたいと考えております。
この文章を今読まれている、あなたとの出会いに感謝いたします。
Copyright (C) 2007-2012 Kokoro Henro All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。